FXで利益を最大化する方法を知りたくありませんか?
この記事では、トレードスタイルの1つ「スキャルピング」についての基本的な知識から、勝つための取引ルール、メリット・デメリットまで詳しく解説しています。
スキャルピングは、チャートの細かい値動きの波をとらえて小さな利益を積み重ねる手法であり、長時間の大きな波の分析をする必要がない上、損失も少なくて済む初心者でも取り組みやすいことトレードスタイルです。
もちろん勝率を上げるためには相場経験が必要であり、集中力や機械的な判断力が必要で、トレード回数が増えるためにスプレッドの問題(取引コスト)やFX会社のスキャルピングについての規制の問題もあります。
一方で、スキャルピングには多くのメリットがあります。
チャートを見ながらトレードするため、見てない時間のチャートの動きを気にする必要がありませんし、日をまたぐことがないのでマイナススワップや急な経済ニュースを気にする必要がありません。
スキャルピングは、初心者でも簡単に始められるトレーディング手法である反面、勝つためにはコツコツと経験を積み上げて自分ルールを守って、ルール外の余計なことしないことが成功への近道となります。
小さいpipsをコツコツ積み重ねるスキャルピングについて興味がある方は読んでみてください。
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スキャルピングとは
短時間で小さい利益を積み重ねる手法
スキャルピングとは、小さな値動きで素早く利益を追求する取引戦略の一種で短期売買で利益を生み出す技術です。「ポジションを立てている時間」が一番短い手法になります。
通常ポジションを持った数分以内に決済することを目的としていて、一瞬のうちにトレードを開始し、終了する必要があります。
スキャルピング以外だと
・長い時間保有するけど日またぎはしないことが多い「デイトレード」
・数日以上持ち続ける「スイングトレード」
があります。
取引手法 | 時間 |
スキャルピング | 数秒〜数分 |
デイトレード | 数時間 |
スイングトレード | 数日、数週間 |
利益確定が早い
スキャルピングは、短時間でのトレードを重ねるため、利益確定も早く行われます。
小さな利益を積み重ねるため、一度のトレードで大きな利益を狙う必要がないため、取引のストレスも少ないといえます。
利益額と損失額が小さい
スキャルピングのトレードは、小さな値動きを利用して小さな利益を積み重ねることが目的です。そのため、1回のトレードで得られる利益額は小さいですが、一方で損失額も小さくなります。
これは、ポジションを持つ時間が短いため、市場の急激な変動による損失を最小限に抑えることができるからです。
ただし、トレード回数が多くなるため、スプレッド(取引コスト)を考慮する必要があります。
秒スキャ
秒スキャは、数秒から数十秒で、もっと小さい利益を抜くトレード手法です。とにかくあっという間のトレードなため判断スピードが問われますし、トレード回数が多くなるためスプレッドが広いと利益が出ません。
FXには「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があります。てっぺんで売ってどん底で決済できれば儲かりますが、そんな予知は誰にもできません。
根拠を持って「てっぺん」や「ど底」で入ってもトレンドのパワーでそのままエントリーとは逆へ突き抜ける場合もありますから、そんなときにはサッと手仕舞いする(損切り)判断力も必要です。
スキャルピングの基本的なやり方
FXで利益を最大化する最も簡単な方法の1つが、スキャルピングです。FXで取引をする場合、当たり前ですが誰もが利益を上げることを目標にしています。
利益を最大化する方法の1つは、異なる取引スタイルを組み合わせて使用することです。初心者トレーダーはスキャルピングを少し難しく感じるかもしれません。
実際私もデイトレードをやろうと思ってFXを始めました。
これは株でデイトレードをしていた経験からポジション立てから決済までのタイミングは数時間かかるというのが一番「想像」がしやすかったためです。
1~2秒で決済することもあるようなスキャルピングは「できる気がしない」というのが第一印象でした。ですがやってみると30秒、1分が長く感じる時もあるほどスキャルピングにのめり込み、トレードを続けています。
スキャルピングの具体的な手法
スキャルピングの具体的な手法には、価格帯ブレイクアウトや移動平均線を利用したトレードなどがあります。
移動平均線(MA)を利用したトレードでは、短期の移動平均線と長期の移動平均線のクロスやロールリバーサルを利用してトレードを行います。他にも、ストキャスティクスやMACDといったインジケーターを利用してトレードする方法もあります。
BB、ストキャス、MACD、MA
で入り場探してます。
ロールリバーサルは「効くポイント」が探せるのでオススメです。
スキャルピングに必要なツールや知識
スキャルピングに必要なツールとしては、チャート分析に必要なチャートソフトやデータ配信サービス(FX会社が提供してくれます)、そして高速なインターネット接続が挙げられます。
また、市場の動向や情報収集にはニュース配信サービスやTwitterなどのSNSなども利用することができます。
スキャルピングはパパッとエントリーして決済まで数分なので、予定されている指標は必ずチェックして管理しましょう。
予期せぬ経済ニュースは天災としてあきらめよう
スキャルピングのトレードの流れ
スキャルピングのトレードの流れは、以下のようになります。
①チャートの分析:市場の動向を予測するために、チャートを分析します。環境認識、マルチタイムフレーム分析とも言われます。
【スキャルピング】
※1時間足、4時間足もトレードスタートするときにトレンドを確認する
長期:15分足←ここをみてトレンドの方向を把握する(メイン)
中期:5分足←トレンドとインジの方向確認
短期:1分足(執行足)←ここをみながらエントリー
②エントリーポイントの決定:トレードを行うタイミングを決定します。(この位置に来たらエントリーする、次の足がスタートしたらエントリーする、など)
③ポジション:ポジションを建てます。(エントリーするという意味)
④利益確定・損切り:利益確定や損切りのタイミングを決定し、指値・逆指値を入れる。相場を見ながらタイミングを図り決済しても良いです。
⑤トレードのメモを残す:スクショをとってエントリーと決済に対してのメモ、感情などを書きこむ。エントリー、決済、その後のスクショがあると後で見返したときに便利です。
⑥次のトレードへ:次のエントリーポイントを探し、トレードを繰り返す。
スキャルピングで勝つための5つのコツ
スキャルピングは小さな利益を積み重ねる手法だからこその注意点があります。ここではスキャルピングで勝つための5つのコツを紹介します。
判断基準はプライスアクション
プライスアクションとはチャートの動きでエントリーや決済を決めることです。
スキャルピングでは短い時間でのトレードが基本のため、チャートの値動きを重視した判断が必要です。また、予定していた利益が出たらすぐに決済し、思惑が外れたらすぐに損切りすることが重要です。
損切り早すぎると損切りが多すぎて
「損切り貧乏」になることがある
利確位置
どのくらい伸びるかはそのときのエントリー根拠によりますが、5分未満なら3〜5pips、5分以上なら5〜15pipsくらいをとりに行くことが多いです。
損切り位置
ロング(買い)エントリーの時は直近の安値より2pips低く、ショート(売り)エントリーの時は直近の高値より2pips高い場所に置くと一瞬損切り位置付近まで戻しても決済されずに返され生き残ることができます。(それでも損切り決済されたらそれまでとあきらめましょう)
バンドウオークしている時は直近の高安だと離れすぎているので「常に5pips」といったような決定方法で損切り位置を決めることもあります。
※バンドウォーク:ボリンジャーバンドの2σ(シグマ)にそって延々と上昇・下降すること
スプレッドの狭いFX会社で取引する
スキャルピングでは、スプレッドが狭いほど有利です。
スプレッドとは、売りと買いの価格の差のことで、その差が小さいほど手数料が少なくなります。この取引コストといえるスプレッドの狭いFX会社を選ぶことがスキャルピングで勝つための重要なポイントです。
ドル円のスプレッドは「原則固定0.2銭」を提示しているFX会社はたくさんありますが、他の通貨ペアを比べると各社開きがありますので、ドル円以外のトレードをする人は自分の監視通貨ペアのスプレッドを確認しておくと良いと思います。
取引時間帯と通貨ペア
スキャルピングは短時間でのトレードが基本なので、取引時間帯と通貨ペアの選択が重要です。
有名な市場の開始時間
- 東京時間:8:00〜
- 欧州時間:(夏)16:00〜(冬)17:00〜
- NY時間:(夏)20:00〜(冬)21:00〜
この3つの市場は非常に参加者も多く、機関投資家(プロのトレーダー)が参加してくるため市場開始時間は動きも大きくなりやすいです。
※東京開始時間ですとFX会社によってはまだスプレッドが広い場合があるので注意してください。(大体10時過ぎれば「原則固定」のスプレッドになる会社が多いです)
兼業トレーダーだとNY時間でのトレードが主なものになると思います。NY時間はボラティリティ(値動きの幅)が大きくなることも多く、スキャルピングにも向いているといえます。
ただし、もっとも相場が動くアメリカの重要指標が21時〜23時に発表されることが多いため、トレードするときには指標発表のタイミングを外すなど注意が必要です。
私は自分の数か月のトレード勝率をみたところNY時間を境に勝率がグッと悪くなるため、現在は欧州時間でのトレードが主になっています。
主に17時〜21時
各市場のスタート時間も気になりますが、終了する時間も機関投資家の手仕舞いが多くなることがあるといわれているので大きく動く、ボラティリティが大きくなることがあります。
通貨ペア
取引が活発な通貨ペアはドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドルなど。ドルストレートと呼ばれる米ドルとの通貨ペアは取引が活発です。
市場開始から2時間ほど取引が活発になると言われています。このボラティリティの幅が出やすい時間に、よく売買されている通貨ペアでトレードすることで利益も出しやすくなります。
上位足のトレンドを分析する
スキャルピングは短期的なトレードが基本ですが、上位足の長期的なトレンドを見ることも重要です。
上位足は主に15分足を見てエントリーポイントを探しています。その日の最初には4時間、1時間足のチャートも確認。上位のトレンドが上向きであれば、執行足で買いポジションのエントリーをすると有利に動くことが多くあります。
上位足の順張り(同じトレンドの方向)トレードをすることで思っている方向に伸びやすく、「相場が助けてくれる」状態になります。
スキャルピング、デイトレード、スイングトレード全てにいえますが、上位足のトレンドを分析することが勝つためのコツのひとつです。
このように上位足を確認してエントリータイミングをはかることは「マルチタイムフレーム分析」とか「環境認識」と呼ばれるとても重要なスキルです。
自分で決めた取引ルールを守る
FXで勝つための大切なポイントは、自分で決めた取引ルールを守ることです。
自分で決めたトレードルールに従い、感情的なトレードをせず、冷静に取引を行うことがなにより重要です。
何度感情的になって
往復ビンタくらったことか
自分で決めたトレードルールは、トレード前に紙に書き出しておくとより効果的で、利益確定ラインや損切りライン、エントリーポイントなどを明確に設定しておきます。
ただこれはネットで知ったことで、以前はトレードノートに1トレードごとに利確、損切り、エントリー根拠やを記載していたのですが、続けられなくてやめてしまいました。
以前のトレードノート
このノートを書いたことでスキャルピングだとこの情報や根拠を書いているうちにエントリータイミングを逃してしまう。ということがこわかりました。
今トレードルールは「今週の注意点」としてノートに書き込んでいます。(2023年5月)
↓2023年秋時点では上記のノートと併用して個別トレードもしっかり書き込んでいます。(1分足スキャルからデイスキャ〜デイトレードに移行しているため)
自分で決めたトレードルールを守ることは、トレードにおいて最も難しいことの1つといえます。
簡単なようにみえてなかなか守れない「自分との約束」は、約束を反故にしても他人から何か言われることがないから守ることができないんだなと最近つくづく感じています。
他人との約束なら守れるのに…
以前、「自分との約束を守れないと自分が自分にがっかりしちゃうから守れる約束を少しずつでも守ったほうがいいよ」と言われたことがあります。
自分にがっかりしないようにするためにも、ぜひ自分ルールを守ってあげてくださいね。
自分のルールを守ろう!
スキャルピングに向いている人
時間の確保が難しい人
スキャルピングは短時間で小さい利益を積み重ねる手法なので、トレード時間の確保が難しいサラリーマンや兼業主婦に向いているトレードスタイルです。
短時間で利益を狙うため、数分程度の値動きに注目する必要があります。そのため、チャートに張り付く必要が出てきますので「確保した時間」はチャートをこまめに確認できる時間が必要になります。
チャートを見続けることが苦にならない(どちらかというと好き)人にも向いているといえます。
握力のない人
握力とはポジションを持ち続ける能力です。
伸びてきているとき「さっさと利確したい」と思って決済してしまう、損失の大きさにビビりって焦って決済してしまうなどは握力がない(弱い)といえます。
「握力がない人」でもスキャルピングは小さい利益をとる、損失も同様に小さくて済むためにあまりしんどくならずにルール通りの場所での決済を守ったトレードができます。
ただ「金額にビビってしまう」ようなら、それはエントリーするlotが大きすぎるので小さくする必要があります。
10,000通貨で10pips増減すると1,000円ですが、1,000通貨なら100円になります。自分が損失してもしんどくならないlotでのエントリーが大切です。
「無」になって機械的に判断ができる人
スキャルピングには機械的な判断力が必要です。
チャートを見ながら入るタイミングを確認して、見ながら決済するタイミングを判断するので、感情的な判断は避ける必要があります。
そのため集中力をもって、決めた場所で決済できる「機械的な判断ができる人」に向いていると考えられます。
エントリーしたら逆に行き、さっさと損切りして逆で入ったらまた逆にいく…こういうことが起こっても感情的にならずサッと気持ちを切り替えて、決めたルールに基づいてエントリーと決済をする判断が必要になります。
FXのスキャルピング取引の注意点
スキャルピングは、短時間で小さな利益を積み重ねる手法であり、FXトレードでも人気のある手法です。
しかし、スキャルピングには注意点があります。以下では、スキャルピングをする際の注意点について説明します。
スプレッドの問題
スプレッドとは、売り価格と買い価格の差のことでFX会社によって異なり、実質的なコストといえます。コストがかかると利益もその分出しにくくなります。
スプレッドが狭いFX会社でトレードを行うことが重要です。
私は数分のスキャルピングでエントリーすることが多いのですが、今まで一番多くトレードした日は1日に175回トレードしたことがあります。10,000通貨0.2銭ならスプレッドだけで1日3,500円。
多すぎた…
今は1日10〜20回ほど。
余計なトレードは排除してます
スキャルピングが禁止のFX会社
スキャルピングは、1分足や5分足のチャートを利用するため、トレード頻度が非常に高くなります。
このため、一部のFX会社ではスキャルピングが禁止されていることがあります。FX会社を選ぶ際には、スキャルピングが可能な会社かどうかを確認する必要があります。
何社か調べてみたところ、国内では「自動売買でのスキャルピングを禁止にしている」FX会社が多くありました。マトリックストレーダーのように「スキャルOK」と謳っている会社なら安心してスキャルピングができると思います。
2022年11月にスキャルピングの可否について各会社に問い合わせた時の回答です
名前 | ロゴ | 回答 | 質問方法 | リンク |
DMM FX | 手動ならOK(自動売買はNG) | LINE | 公式ページ | |
FX TF | 基本禁止 30秒〜1分以内の決済 30秒〜1分以内での複数新規建て | LINE | 公式ページ | |
LIGHT FX | 禁止はしていないが 負荷がかかるものはNG | フリーダイヤル | 公式ページ | |
みんなのFX | OK(負荷がかかるものはNG) 取引停止の時は電話連絡後の措置 | フリーダイヤル | 公式ページ | |
LION FX | OK(1,2秒の秒スキャも可能) | メール | 公式ページ | |
GMOクリック証券 | 禁止していない | フリーダイヤル | 公式ページ | |
フジトミ証券 | 禁止していない | メール | 公式ページ | |
外為ファイネスト | OK(自動売買EAはNG) | 公式ページの 自動返答 | 公式ページ | |
JFX | OK | 公式ページの広告 | 公式ページ |
口座凍結の恐れ
スキャルピングでは、短時間でトレードを行うため、多くの注文を出すことが必要になります。短時間で大量の注文を出すことによって、FX会社からスキャルピングの禁止や口座凍結の対象になる可能性があります。
また口座凍結した場合、証拠金の出金はできるけれどそのFX会社では口座を持つことができなくなります。海外口座では出金もままならない会社もあるようです。
気に入っている会社での取引ができなくなることのないように、利用しているFX会社の利用規約を遵守することが重要です。
FXのスキャルピングのメリット・デメリット
スキャルピングのメリット
スキャルピングは、短時間で小さな利益を積み重ねるトレード手法です。この手法には、以下のようなメリットがあります。
リスクを抑えられる
スキャルピングは、1回の取引でのリスクを抑えることができます。
短時間でのトレードであるため、30分以内に重要指標があるようならエントリーを見送るなど急激な相場変動に対してのリスクも抑えられます。
また、小さな利益を積み重ねるということは損失も小さくて済むということになるため、1トレードで大きな損失を出す可能性も低いといえます。
資金効率が良い
スキャルピングは、短時間での取引が多くすることで大きな資金を必要とせずエントリー回数を増やすことができます。
資金の回転率がいい
チャートを見てない時間の心配がない
スキャルピングは、ほとんどチャートを見ながらの短時間取引のため、ポジションを持っているときにチャートを閉じるタイミングがほとんどありません。
見ていない間がないので、知らない間にチャートが動くこともなく、オンオフをはっきりさせることができます。
スワップポイントは必要なし
スキャルピングは、日をまたぐトレードをすることがほとんどありません。そのためドル円でショートのポジションを保有して日をまたぐときにかかるマイナススワップが必要になることもありません。
ロングポジションを保有して得られるスワップポイントもありません。もらえないのは残念ですがスワップポイントが欲しい場合はスイングトレードの勉強をしてトライしてみてください。
マイナススワップ:ドル円の場合、ショートのポジションを保有しているとき支払う「金利差」のこと。
トレードスキルが上がる
スキャルピングは、性質上トレードの回数が多くなります。そのため「トレードスキル」は上がるといえます。
エントリーには様々な注文方法があり、実際にトレードすることで得られるスキルは多くあります。FX会社によってトレードパネルは異なるので慣れるまで1か月くらいかかりました。
エントリーの回数が少なければ慣れるまでもっと時間が必要だったかもしれません。
デモ口座でも練習はできるよ?
デモ口座のないFX会社もありますし、実際エントリーするパネルと違う状態のデモ口座もあるので実際のリアルでのエントリーの方がレベルは上がります。
お金かかってるし
本気でやれるよ
FXのスキャルピングのデメリット
FXのスキャルピングにはデメリットも存在します。以下に、そのデメリットとその詳細を解説します。
相場経験が必要
コロンブスの卵と同じことがいえますが、トレードスキルが上がるという一面がある一方でスキャルピングの短期的なトレードは相場の動きを正確に読み取る能力が必要ともいえます。
上位足に比べて1分足は「あ」っというまに上にも下にも行く時があり、トレード転換もすぐおきます。
デイトレーダーやスインガーには動きが早すぎて怖いと感じるかもしれません。
FXをはじめてずっと1分足をメインで見ているので早すぎて怖いとは感じませんが、確かにいつも4時間足や日足を見ている人から見たら1分は高速に見えるかもしれません。
取引コストがかかる
スキャルピングは、トレード回数が多いだけに1回ずつかかるスプレッドのコスト負担が積み重なって負担に思うことがあります。
トレードするにはスプレッドは必要になってくるためなるべくスプレッドが狭い会社を使う必要があります。サブスク形式でスプレッドは月額の会社もあるので検討してみてください。
Q&A
- スキャルピングは初心者でもできるの?
-
スキャルピングは、取引が非常に早いため、スピードが早く初心者にとっては難易度が高いと言えますが、小さな利益、小さい損失でのトレードは資金も少ない初心者には利点の多いトレードスタイルといえます。
- スキャルピングで勝つためにはどのような取引ルールが必要なの?
-
1.利確と損切りのルールを明確にする
2.スプレッドの狭いFX会社や通貨ペアを使う
3.相場分析(上位足の確認)をする
4.感情的なトレードをしない
- スキャルピングのデメリットは何があるの?
-
1.相場経験が必要
2.取引コストが他のトレードスタイルに比べて多くかかること
スキャルピングのまとめ
スキャルピングのメリットとデメリットのまとめ
スキャルピングのメリットは、価格変動のリスクを抑えることができる、資金効率の良いトレードができる、見てない時間のチャートの動きを心配する必要がない、マイナススワップを気にする必要がない、取引経験を積みやすいことが挙げられます。一方、スキャルピングのデメリットは、相場経験が必要であること、集中力や精神的負担が大きいこと、取引コストがかかることがあります。
スキャルピングを行う前に知っておくべきポイント
スキャルピングを行う前には、取引時間帯や通貨ペアの選定、スプレッドの狭いFX会社の選定、長期足のトレンド分析、自分で決めた取引ルールの策定など、多くのポイントを押さえる必要があります。また、スキャルピングは高い集中力と短時間での判断力が求められるため、相場に対する十分な理解と経験を積んだ上で取り組むことが望ましいでしょう。
スキャルピングを行う上での心構え
スキャルピングを行う上で重要なのは、冷静な判断力と感情に左右されない精神的な強さです。損切りのタイミングを逃し、損失を拡大してしまったり、利益を欲張って損失を出してしまうことがないよう、自分で決めたトレードルールに従うことが大切です。また、チャートを見ることが好きで、細かい値動きに敏感な人、短時間で利益を上げたいと考える人にとっては、スキャルピングは魅力的な取引方法と言えます。
★まとめ
FXのスキャルピング取引について、そのメリットやデメリット、ポイント、心構えをまとめて紹介しました。
スキャルピングのメリットには、価格変動のリスクを抑えられる、資金効率の良いトレードができる、見てない時間のチャートの動きを心配する必要がない、マイナススワップを気にする必要がない、取引経験を積みやすいというものがあります。
一方で、スキャルピングのデメリットには、相場経験が必要であること、取引コストがかかることがあります。また、スプレッドの問題や口座凍結のリスクもあるため、利用するFX会社の規約に反しないなど注意が必要です。
自分自身での注意点としては、自分で決めた取引ルールを守り、感情的なトレードをせずにある意味機械的な判断を行うことが重要です。
自分ルールを守って
余計なことをしないのが一番大事!
スキャルピングは短時間で利益を狙えるトレード手法ですが、冷静になる時間が少なく感情的になりやすいトレードスタイルともいえます。
コツコツと経験を積み上げて自分ルールを守って、ルール外の余計なことしないことが成功への近道となります。
できる!