【投資初心者必見】大きな利益を狙えるレバレッジについてわかりやすく解説

FXのレバレッジ取引は、トレーダーにとって、利益を最大化する手段の一つです。

ですが初心者にとっては、そのリスクや効果的な取引方法について疑問点もあるかと思います。そこで、この記事では、初心者でも安心してレバレッジ取引を行い、安定的な収益を得るための方法をご紹介します。

FXを始めるにはある程度の基礎知識の習得が必要です。

レバレッジ取引では、大きなリターンを得られる一方で、リスクも大きくなります。

そのため、リスクをしっかりと把握し、損失を最小限に抑える方法＝リスク管理の方法を学ぶことが重要で知識を得ることで効率的に取引を行うことができます。

この記事では、初心者でも安心してレバレッジ取引を行い、安定的な収益を得るための方法をご紹介します。自分自身で投資を行い、経済的自立を目指す方には特におすすめです。是非、ご一読ください。

FXのレバレッジとは

レバレッジとは、自分が持っている資金よりも大きな取引を行うことができる仕組みのことです。

FXでは、少額の証拠金で大きな取引ができるため、レバレッジを活用することで効率的な取引が可能になります。

国内FXのレバレッジ

国内FXでは、金融商品取引法に基づき、最大25倍のレバレッジが許可されています。

ただし、それ以上のレバレッジを提供する業者も存在するため、利用する場合は業者のレバレッジ倍率を確認することが重要です。（国内業者はほとんどが25倍ですが、海外業者は1000倍や無制限のところもあります）

レバレッジの仕組みを簡単解説

レバレッジは、自分が持っている証拠金に対して、業者から借り入れる資金を追加することで、より大きな取引を行えるようにする仕組みです。

例えば、10万円の証拠金で最大25倍のレバレッジを利用する場合、250万円分の取引が可能になり、1ドル135円の場合、1.8lot（18,000通貨）の取引ができます。そのとき、1pipsレートが変わることで180円の利益・損失が発生します。

レバレッジを15倍に抑えると取引できるロットは1.1lotになり、1pipsで110円の利益・損失が発生します。

100万円の証拠金なら2500万円分の取引が可能になります。同じく1ドル135円の場合、18.5lot（185,000通貨）の取引ができ、1pips動くことで1,850円の利益・損失が出ます。

レバレッジ15倍であれば11.1lotの取引ができて1pipsで1,110円利益・損失が出てきます。

取れるpipsは同じでもレバレッジが異なることで利益・損失の「金額」はかなり変わってきますので、

レバレッジを高くする＝高リスク

ということになると言えます。

レバレッジの計算方法

レバレッジ倍率は、自分が持っている証拠金に対して、業者から借り入れる資金の割合で表されます。具体的には、レバレッジ倍率が25倍の場合、自分が持っている証拠金の額に25をかけた金額までの取引が可能です。

証拠金×倍率＝取引可能金額

1lotの必要額＝そのときのレート×購入通貨数(lot)

初心者が抑えておきたいレバレッジ取引のコツ

レバレッジをかけずに取引をすることもできますが、FXではレバレッジをかけないでトレードすることはほとんどありません。

ですので特に初心者がレバレッジ取引を行う際には、以下のポイントに注意することが重要です

·リスクマネジメントに気をつけて、損失を最小限に抑える
·トレードプランを立て、感情的な取引を避ける
·借金をしないようにする

取引に必要な情報を集め、トレードプランを立てることで、冷静な判断ができ、損失を最小限に抑えることができます。

また、証拠金を増やすために安易に借金をするのは一番やってはいけないことです。（私はそう考えています）FXは必ず余剰資金で参加してください。

【レバレッジ】リスクを抑えて取引するためのポイント

証拠金（口座資金）に余裕を持って入金しておく

FX取引をする際には、口座資金に余裕を持って入金しておくことが重要です。

なぜなら資金に余裕があればその分レバレッジを低く設定することができるからです。

証拠金不足でロスカットされた場合、追証が発生する可能性がありますが、レバレッジが低ければ追証がかかることはほとんどありません。

低いレバレッジ倍率で取引をする（ポジション持ちすぎない）

リスクを抑えるためには、低いレバレッジ倍率で取引をすることが重要です。

FX業者によってはレバレッジを「⚫︎倍」と設定できる業者もありますが（例：松井証券、楽天証券）大体の業者ではこのように倍率を設定できません。

どうやってレバレッジを低く設定すれば良いかというと、エントリーする数で調整していくことになります。

1ドル135円の時、1lotのエントリーをするときには135万円必要になります。証拠金が10万円ならレバレッジは13.5倍となるので25倍よりは低いレバレッジでの取引となります。

【式】レート×取引通貨数➗証拠金＝倍率
1ドル135円×10,000通貨➗100,000円＝13.5倍

もし、レバレッジを1桁に収めたければロットを下げることで倍率を低くすることができます。

【式】証拠金×倍率➗レート＝取引通貨数
100,000円×5倍➗1ドル135円＝3,703.703…→3,000通貨

レバレッジが高いほど、小さな値動きでも大きな利益が得られる代わりに大きな損失が発生する可能性があります。

そのため、ポジションを持ちすぎず、レバレッジ倍率を低く抑えることがリスク管理のためには重要です。

FX初心者に適切なレバレッジ

一般的にFX初心者は特に低いレバレッジ倍率で取引することがオススメされています。それは大きな損失に耐えられないからと言い換えることもできます。

損失については人それぞれ耐えられる金額が違うので、ご自身のリスクのキャパシティによってポジション数（レバレッジの倍率）を決めてください。

とりにいっている波（pips）が10pipsなら1lotで1,000円。5pipsなら500円です。

スキャルピングだと3〜10pipsを取りに行くトレードが多くなると思うので、そのときいくらまで損失しても許容できるかを考えて、レバレッジ（ポジション数）を決めてください。

以上、レバレッジ取引でリスクを抑えるためのポイントについて解説しました。

これらのポイントを抑え、リスク管理をしっかりと行いながら取引を進めていくことが大切になります。

FXレバレッジの取引例

FX初心者は低レバレッジでの取引から始めることをオススメします。

ここから倍率が異なる例を記載していきますので、ご自身にとってどのレバレッジが適切（合っている）かを考えてみてください。

【例】レバレッジ約3倍での取引

証拠金10万円で、1ドル＝135円のときに2,000通貨を取引した場合、レバレッジは2.7倍。この時の必要証拠金は10,800円となります。

為替相場が1ドル＝140円に上昇した場合、2,000通貨×5円＝10,000円となります。この場合、元の証拠金10万円から得られる利益は10%です。

【例】レバレッジ約10倍での取引

同じ条件で取引する場合、7,000通貨を取引するとレバレッジは9.45倍。必要証拠金は37,800円となります。為替相場が1ドル＝140円に上昇した場合、7,000通貨×5円＝35,000円。元証拠金からの利益は35%です。

【例】レバレッジ約25倍での取引

同じ条件で取引する場合、18,000通貨を取引するとレバレッジは24.3倍。必要証拠金は97,200円となります。為替相場が1ドル＝140円に上昇した場合、18,000通貨×5円＝90,000円、元証拠金からの90%です。逆の方向に進んでしまった場合、証拠金はほとんど残らず「退場」せざる得ない状況に陥ってしまいます。

結論

レバレッジ倍率が高いと、少額の資金でも大きな利益を得ることができますが、同時に大きな損失を被る可能性も高くなります。特に、為替相場が急激な変動を見せる場合は、高レバレッジの取引であれば短時間で大きな損失を被ることもあります。そのため、初心者はリスク管理を重視して、低レバレッジで取引を始めることをオススメします。

また、レバレッジ倍率が高い場合は、損切りをすることが重要です。損切りは、予想外の相場の動きに対応するために、あらかじめ決めた損失額まで損失を許容し、その額に達したらポジションを手仕舞うことです。

これにより、大きな損失を被るリスクを減らすことができます。さらに、

また、レバレッジの倍率が高い場合は損切りや利益確定も特に重要となります。

トレーダーにとって適したレバレッジ倍率は、個人の資産状況や取引経験によって異なります。一般的には、レバレッジ倍率を3倍以下に抑えることが推奨されているようです。

全てのトレーダーはリスク管理に十分な注意を払いながら、自身にとっての適正なレバレッジを見極めて取引することが大切になります。

レバレッジを使うメリット·デメリット

【レバレッジ】3つのメリット

レバレッジ取引には、少額の資金で取引ができる、資金効率がいい、同じ値動きでも狙える利益が大きくなるという3つのメリットがあります。

【メリット1】少額の資金で取引ができる

レバレッジ取引では、少額の証拠金で大きな取引ができるため、FX取引に必要な大きな資金がないトレーダーにとって、参入しやすいといえます。

実際、1ドル135円のとき10,000通貨をレバレッジなしで取引するとなれば135万円必要になるため、トレードできる一般人の数は激減すると思います。

【メリット2】資金効率がいい

レバレッジ取引では、必要な証拠金の額が小さくて済むため、同じ資金でより多くのポジションを持つことができます。そのため、リスク分散にも役立ちます。

【メリット3】同じ値動きでも狙える利益が大きくなる

レバレッジ取引では、同じ値動きでも大きな利益を狙うことができます。例えば、為替レートが1円上がった場合、レバレッジが1倍の場合は利益が10,000円ですが、レバレッジが10倍の場合は100,000円、100倍の場合は1,000,000円の利益が狙えます。（国内では100倍はありませんが、海外だと1000倍のレバレッジかけられる会社もたくさんあります。

【例】

1万円の証拠金でレバレッジ10倍の取引を行う場合、実質的な取引額は10万円となります。このように、少額の証拠金で大きな取引ができるため、初心者や小口投資家にとっては魅力的な取引方法と言えます。

【レバレッジ】3つのデメリット

【デメリット1】損失が大きくなる

レバレッジをかけた分だけ、価格の変動による損失が大きくなる可能性がある。

重要指標でレートが一気に上下してボラティリティーが広くなることで大きな利益を得られる可能性がある反面、巨大な損失を負う可能性も出てくる。

【デメリット2】強制ロスカット

レバレッジをかけた取引では、ロスカットが発動することがあります。

ロスカットが発動するタイミングはFX業者によって異なりますが、レバレッジをかけて高い倍率にしている場合はちょっとした価格の変動によっても損失が大きくなる可能性があります。

重要指標や為替介入によりトレーダーの意図しないタイミングで取引が強制ロスカットされることがあるため、ロスカットにならないくらいのレバレッジでトレードすることが大切になる。

【デメリット3】追加証拠金が必要になる可能性

レバレッジをかけた取引では、追加の証拠金を要求される場合があります（追証）。

レバレッジがあることで証拠金以上の損失が発生する可能性があるため、こういったことにならないようにトレードする必要があります。

·結論（まとめ）：レバレッジをかけた取引では、損失が大きくなるリスクがあることは言うまでもありませんが、追加証拠金が発生する可能性があることも忘れてはなりません。追加証拠金が入金できなければポジションが強制決済されることになり、大きな損失を被る可能性があります。したがって、証拠金以上の余裕を持って取引することが重要です。

レバレッジに関するよくある質問

「レバレッジを効かせる(レバレッジをかける)」とはどういう意味？

「レバレッジを効かせる」とは、自分が持っている資金以上の金額でトレードを行うことができるということです。

レバレッジとロット（Lot）の違いは何？

レバレッジは、証拠金に対して投資額を増やすことができるシステムのこと。ロットとは、通貨の売買単位のことです。

レバレッジをかけた取引は危険ですか？

レバレッジをかけた取引にはリスクがあり、高ければそれだけ取引で生じる損失も大きくなるため、自分の証拠金に対する倍率が高くなりすぎると危険度が増します。

レバレッジをかけるとどの程度利益が増えますか？

レバレッジをかけた場合の利益増加率は、取引や市場の変動によって異なるため、一概に言えません。ただ倍率を上げれば利益は増えます。（損失も同じだけ増えます）

【レバレッジ】まとめ

レバレッジ取引は、証拠金に対して借入資金を利用することで、より大きな取引を行うことができる仕組みです。

しかし、その一方でデメリットも存在します。まず、レバレッジをかけた取引では損失も大きくなるため、リスク管理が重要です。

また、ロスカットが発動する場合もあり、意図せぬタイミングでの決済につながることもあります。さらに、取引が不利に進んだ場合、追加証拠金を要求されることもあります。

重要なポイントは以下の通りです。

これらのリスクを正しく理解し、適切にリスク管理を行いながらレバレッジ取引を行うことが大切です。

また、レバレッジとロットは異なる概念であり、取引においてそれぞれの意味を理解することが必要です。取引を行う前にきちんと知識を身につけ、リスクを最小限に抑えた上で取引を行うことが重要です。